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マイホームについて考える



1,先ずはじめに、マイホーム取得をどう位置付けるのか?

 大半の家族にとって、マイホーム取得は夢や目標の一つかも知れません。しかし、マイホームを取得する選択肢の他に、賃貸で借り続ける選択肢が有ります。
 大幅な賃金アップが望めない現状からは、住宅ローンの負担は大きく購入する気持ちにブレーキが掛かったり、慎重になる事は頷けます。
 しかし、どの様な経済状況下でもマイホームを取得を望む家族が多いのも確かです。公的年金が昭和36年4月2日以降に生まれた、男性(女性は5年遅れる)の年金支給年齢は65歳から、60歳定年が大きく改善されなければ5年近くの無収入時代があり、住宅ローンを上手く返済すれば「賃貸より安心」「老後の備え」と考える、明確な経済合理性を重視する人もいます。ここが重要ですまた、ここ数年の借り手に有利な低金利、住宅減税制度なども影響して、取得を後押ししていると思います。


2,では、マイホーム取得と賃貸では、どちらが有利なのか?お得なのか?

(1)マイホーム取得に伴う費用等
 ・取得時:取得時にかかる税金・諸費用・火災保険、団体生命保険等
 ・居住中:固定資産税・諸費用・修繕費・ローン返済

(2)マイホーム賃貸に伴う費用等
 ・家賃・管理費・更新料・引っ越し費用(住み替えによる)・借家賠償保険等

(3)どっちがお得?
 *住まいの形態での違い
  購入住宅の形態:一戸建て・・・ハウスメーカー・工務店・設計事務所
              分譲  ・・・分譲マンション
  賃貸住宅の形態:マンション・アパート・一戸建て借家 

 *住まいに求める物は
・資産価値(一戸建て・都会の分譲マンション)か住環境(分譲マンション・賃貸 物件)をどちらを優先させるのか?
・優先する事項、我慢する事項などを総合的に考慮し、予算とライフプランを考慮し決定する事。

 *生きて行く上での自由度
・購入派・・・自由度より「資産としての住まい」を重視
・賃貸派・・・気軽に住み替えられる自由度を重視
       ローンを抱える不安←→ファミリ世帯の賃貸物件は少ない

 *生きて行く上でのリスク度
・購入派・・・リタイア後のローン返済・金利の上昇→ローン破綻・リストラ・収入減
・賃貸派・・・リタイア後は年金からの家賃支払い→最悪の場合はホームレス化・リストラ・収入減

 総合的に・・・どちらを選択しても、状況や物件で異なり、最終的に個人の価値観によるところが大きいと思われます。しかし、どちらを選択しても「人生での一番大きな買い物・大きなお金」には違いありませんので、年金等も考慮しプランニングが必要です。


「賃貸VS購入」住宅総費用比較
前提条件
 Aさんの家族構成:夫38歳・妻36歳(専業主婦)・長男10歳・長女1歳
月収30万円・一時金:夏20万円・冬30万円
物価変動率0%・80歳までのシュミュレーション
エフ・エー・ピー社の「まいほーむ相談室」で試算
        
「購入の場合」

ローン金額2,756万円・金利2.6%(35年固定型)
住宅価格3,000万円・頭金諸費用約44万円
リフォーム10年おきに100万円
団体信用生命保険加入・住宅減税対象・火災保険・維持管理費等考慮しない
ローン返済計  (42,191,484円)
             +
団体生命保険  (1,525,400円)
             +
修繕費       (4,000,000円)
             −
住宅減税      (1,302,400円) = 46,414,484円(購入概算総費用)

「賃貸の場合」

賃貸家賃月額10万円・値上がり率0%・駐車場0円とした場合
家賃総額 (50,800,000円)+アルファ+借家倍保険
*引っ越し等の住み替え等は考慮しない。

*いくら返せるか!(資金計画が重要)が重要で、住宅購入の場合は不動産という「財産」が残ります。一方、賃貸の場合は転居が自由であったり、まとまった購入資金が必要ないため資金運用益が期待出来るなどそれぞれ利点が有ります。総費用比較をして単純に損得で捕らえない事も大切です。

* 以上、概算シュミュレーションでは前提条件等が異なる場合や、法令等の変更は考慮していませんので、実際には具体的に専門家にお尋ね下さい。